Perspiration and itching in patients maintained on hemodialysis

1989 
透析患者の汗と痒みに関する実態を把握するため, アンケート調査を実施した. 8透析施設の血液透析患者500名 (男286名, 女214名, 年齢10-76歳, 平均52歳) を対象とした. 63.1%の患者が痒みを訴え, 痒みの強さは60.8%の患者では中等度以上で日常生活になんらかの支障をきたしていた. 42.5%の患者は全身の痒みを訴え, 30.5%の患者では透析開始1年未満の早期から痒みが始まった. 48.4%の患者は汗が少ないことを訴えていた. 38%の患者では透析導入1年未満から汗の減少を訴えていた. 56.1%の患者が皮膚の乾燥を訴え, 36.7%の患者は汗が少ないことと痒みと関係があると考えていた. 多数の患者が発汗の利点として体温調節がうまくいくという以外に, 汗が腎臓に代わって排泄機能をすることを期待していた. 19.6%の患者では透析導入前と同様に汗がよく出ており, 運動や入浴などの刺激で透析患者の発汗障害は改善される可能性が示唆された.
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