Picture Naming Treatment Using Gestural Cues in a Chronic Severe Aphasic
1996
慢性期の重度失語症患者1例に対して, ジェスチャーcueを利用した呼称訓練を施行した.方法は, 訓練者がジェスチャーcueの提示とともに正しい名称をきかせてそれらを患者に模倣させ, cueや名称の自発表出へと移行させるものであった.訓練デザインには多層べースライン法を用い, 高頻度名詞60語を1群 (10語) ずつ導入した.訓練開始は発症後28ヵ月で, その約11ヵ月後に訓練を終了した.訓練導入によって各群の呼称成績の改善がみられ, 維持も良好であったが, 非訓練語の改善は得られなかった.訓練語の発語は, 情景画の説明など, 呼称以外の課題でも増加した他, 日常場面でも時にみられるようになった.
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