A CASE OF ESOPHAGEAL PERFORATION CAUSED BY A FISH BONE TREATED CONSERVATIVELY

2005 
症例は58歳の男性.鯛のあらを摂取後より心窩部から胸部にかけての疼痛があり近医受診後入院.疼痛の増強を認め, 4日後に当院紹介入院となった.胃内視鏡検査で食道壁に魚骨が刺さっていたのを認め魚骨を除去した.内視鏡検査直後の胸部CTでは,皮下気腫,縦隔気腫,縦隔内液体貯留,両下肺野の炎症像を認めた.呼吸状態の急激な悪化のため同日挿管後人工呼吸器管理とした.入院9日目の胸部CTで縦隔膿瘍形成・右肺野の肺炎像の増悪を認め,食道造影検査で造影剤の漏出を認めた.入院20日目の胸部CTで縦隔膿瘍の縮小・右肺野の肺炎像の改善・左肺野の肺炎像の出現を認めた.その後肺炎が続いたが呼吸状態は次第に改善し入院51日目には人工呼吸器より離脱した.入院57日目の食道造影検査で造影剤の漏出を認めず,胸部CTでは縦隔膿瘍の消失を確認した.入院58日目より食事を開始し,入院87日目の内視鏡検査で穿孔部の閉鎖を確認した.
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