A study of interferon-.BETA. and interferon-.ALPHA. combination therapy for patients with chronic hepatitis C, high viral load, and genotype Ib: its efficacy for hepatic function.
1998
C型慢性肝炎のIFN治療において難治例とされる, 高ウイルス (≧104copies/50μlまたは≧1Meq/ml), genotype 1bに対し, IFNβ, αの組み合わせ治療を行い, そのウイルス学的および肝機能の改善効果について従来の単独投与と比較検討した. 投与方法はβ+α群 (8例) ではβ600万単位9週間連日投与後, α1000万単位15週間週3回間欠投与とした. 対照として標準的なIFNβ (β群10例), IFNα (α群16例) 単独投与を行った. いずれの投与法においても, 終了後6カ月までRNAが持続陰性化した症例は1例もなかった. しかし, ALTはβ+α群で終了後6カ月, 12カ月において有意に低下し, 8例中6例 (75%) では持続正常化していた. β群, α群では終了後のALTの有意な改善はみられず, 持続正常化はそれぞれ1例 (10%), 2例 (12.5%) であった. β+α群では他群と比べ, 血小板数が増加する傾向を認めた. 以上のことより, 難治例のC型慢性肝炎に対するIFNβ, α併用は, ウイルス駆除の観点からは従来の単独療法と相違はないが, 肝機能改善効果に関しては優れていることが示された.
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