A CASE OF POSTSTERNOTOMY MEDIASTINITIS DUE TO METHICILLIN RESISTANT STAPHYLOCOCCUS AUREUS

2001 
症例は72歳,男性,糖尿病.冠動脈三枝病変に対し左内胸動脈と大伏在静脈による冠動脈バイパス術を施行した.術後14日目から発熱,前胸部発赤・創部の〓開を認め,滲出物の細菌培養の結果メチシリン・セフェム耐性黄色ブドウ球菌(以下MRSA)性胸骨・縦隔炎と診断した.胸骨肋軟骨切除と大胸筋充填術を施行し一旦軽快したが,症状の再発が見られたため再手術後103日目に大網充填術を施行し完治した.心臓手術に合併する創部感染は縦隔さらには心臓周囲へと進展し重篤な合併症になることから厳重な注意が必要である.今回は起因菌がMRSAで難治性のため再々手術となったが,抗炎症効果を持つ大網を充填することにより完治させることができたので報告する.
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