Impact Resistance and Transparency of Methylmethacrylate : Butadiene : Styrene Resin with Bimodal Distribution of Rubber Particle Size

2002 
二峰性のゴム粒子径分布を有するメチルメタクリレートーブタジエンースチレン樹脂 (MBS樹脂) の耐衝撃性と透明性を調査した. その結果, 耐衝撃性は平均ゴム粒子径が0.75μm未満では平均ゴム粒子径に依存し, 0.75μm以上では平均ゴム粒子径によらずほぼ一定となった. 単峰性と二峰性の間には数値における差は見られなかったが, TEM観察よりクラック先端部のクレーズ発生状況に差があることが確認された. これにより単峰性と二峰性では耐衝撃性発現メカニズムに差があることが示唆された. 一方透明性は, 大粒子径の存在により低下したが, 少量の存在では低下は少なかった. 耐衝撃性と透明性のバランスからは, 単峰性より二峰性の方が優れた.
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