Pelvic Exenteration for Primary Rectal Carcinoma.

1994 
教室で1974年より1991年までに骨盤内臓全摘術を施行し組織学的に治癒切除となった進行直腸癌58例の治療成績と, 治療成績の向上のための骨盤内持続温熱腹膜灌流法, 肝動注, 門注, 内腸骨動静脈合併切除, 仙骨合併切除などを併用した骨盤内臓全摘術9例の治療成績を検討した.骨盤内臓全摘術後の累積生存率は1年91.1%, 3年76.8%, 5年67.1%であった.直死, 入院死亡を除く56例中18例 (32.1%) に再発が見られ, その再発型式は局所再発が8例, 肝転移が4例に見られた.局所再発は深達度がa2以上の例またはリンパ節転移陽性例で高率であった.また, 肝転移は上部直腸の例や深達度a2以上のリンパ節転移陽性例で多かった.また骨盤内持続温熱腹膜灌流法, 肝動注, 門注を併用した骨盤内臓全摘治癒手術の5例では最長16か月の観察期間であるが現在まで再発を認めておらず, 本治療は高度進行直腸癌治療成績の向上に有用と思われた.
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