Evaluation of Limited Operation for Early Gastric Cancer. Follow-up Study.

1996 
早期胃癌320例を対象として縮小手術 (D1+No.7リンパ節郭清) の妥当性とその適応について, 臨床病理学的因子, 郭清度と予後から検討した.m癌のリンパ節転移率は2.7%に対し, sm癌では30.9%と高率であったが, 腫瘍径4.0cm以下ではリンパ節転移のほとんどが腫瘍占居部近傍に限局しており, 第2群リンパ節転移はNo.7にのみ認められた.m癌に比べてsm癌の再発死亡率は高い傾向にあったが, リンパ節郭清度と予後との関係では, 縮小手術と標準手術 (D2) 例との間に差を認めなかった.大部分の早期胃癌は縮小手術の適応になりうると考えられるが, 肉眼型が進行癌型 (2T1) である症例では再発率が37.5%と高く, また腫瘍径が4.0cmを超える隆起, 陥凹, 平坦, 混合型では第2群以上のリンパ節転移が高率になるためD2以上のリンパ節郭清が必要と考えられた.
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