On the Essential Oils of Shoots, Fruits, and Peduncles of Cinnamomum camphora Sieb.

1973 
クスノキの新旧枝葉油,生育に伴う各種果実油,果柄油等の成分検索を行ない,その精油生成について研究した, 4月の枝葉油の収率は旧葉部1.32%,新芽部0.40%で旧葉部は新芽部の3倍以上であり,精油中のcamphorの含率は旧葉部91%,新芽部85%であり, 7月の二番期新芽部と成葉部とでは収油率前者は1.16%,後者は1.06%であまり差がないが,精油中のcamphorの含率は新芽部77%,成葉部85%と10%程度の差がある. camphorの生100g中の実在量では, 4月の旧葉部は新芽部の3.5倍にも当るが,二番期新芽部と成葉部とではその差はない. 果実油については収率0.63~1.14%,主成分safroleは36~59%, camphorは29~43%含まれ,両者の実在量は果実の成熟に伴って増加し,後過熟により放失低下する. 果柄抽は収率0.8%, camphor 81~85%を含み,その組成は枝葉油のそれに近い.
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