A case of organized empyema treated by modified air-plombage

1998 
症例は63歳男性, 結核性胸膜炎の既往がある.胸部X線写真, CT上右膿胸腔の増大を認めたため, 肥厚した胸膜を用いた肋膜外air-plombage術を施行した.術1年後の呼吸機能は, 若干の改善を示したのみであったが, 血液ガス分析では, 著明な改善が認められた.肋膜外air-plombage 術は, 肋間筋を胸壁に残すことにより胸郭の変形が少なく, 骨性胸郭が維持され, 術後長期に肋骨骨折を起こしにくいと考えられる.また, 本症例のように壁側胸膜の十分に肥厚している場合は, 肋膜外剥離腔と膿胸腔の完全な隔絶が得られやすく, 新たな術式の一つとなる可能性が示唆された.
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