Endoscopic Ultrasonography of Superficial Early Colorectal Cancre
1993
最近,診断技術の向上により,表面型大腸腫瘍の発見が増加している.また表面型大腸腫瘍に対する内視鏡的切除法も安全で確実に行えるように,strip biopsyの方法が改良されている.このため,表面型早期大腸癌の内視鏡的治療も多く行われているが,この適応として癌の浸潤度,大きさが問題となる.そこで早期癌の浸潤度判定を目的とし,高周波数の超音波内視鏡と鉗子孔挿入型探触子を用いて早期癌53病変の浸潤度診断を試みた.高周波数の機種により,大腸壁の粘膜,粘膜筋板,粘膜下層が明瞭に描出され,m癌の正診率は80.6%,sm-slight(sm1)で80.0%,sm-massive癌では83.3%と良好であった.治療方針別正診率ではm・sm-slight癌92.7%,sm-massive・pm癌:94.4%,の診断能を示した.とくに高周波sonoprobe(15.20MHz)は,表面型早期癌の浸潤度診断に有効であり,内視鏡的治療や外科的切除の適応決定に有用であった.
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