Clinical Outcome of Arthroscopic Partial Resection of Hip Acetabular Labrum Tear: A Case Report

2008 
51歳男性.1年程前より,誘因なく右股関節痛が出現し,平成18年10月当科紹介受診.股関節内外旋での疼痛認めるも,単純レントゲンにて明らかな異常を認めなかった.腰椎を含め,他部位に異常を認めず,臨床所見より股関節唇損傷を疑い,MRI,CT arthrographyを行った.その結果,いずれにおいても関節唇の一部に関節唇損傷を疑う所見を認めた.また,関節内局麻注入にて一時的な症状改善を認め,症状,画像を総合的に判断し,最終的に関節唇損傷と診断し,関節鏡を行った.鏡視にて前外側の関節唇損傷を認め,鏡視下関節唇切除術を行った.術後早期より,歩行時の疼痛などの症状の改善を認め,経過良好である.股関節唇損傷は症状やCT arthrography,MRI,関節内局麻注入などで診断されることが多いが,画像上明らかな異常所見がない例も少なくない.原因が明らかでない股関節痛が持続する症例では,関節唇損傷も考慮に入れて,関節鏡を用いた.診断治療を行うことは有効な方法であると考える.
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