Enzymatic Concentration of Hesperidin in Peel Residue of Satsuma Mandarin

1993 
温州ミカン搾汁粕中のヘスペリジンを効率的に抽出,回収するため,搾汁粕中に含有している夾雑物を分解除去しヘスペリジン濃度を高めるのに有効な酵素の選択を行った.ペクチナーゼやセルラーゼ活性を主体とした酵素剤を用いた場合,夾雑物の除去率が高く,得られた固形物の歩留りす少なく,ヘスペリジン濃度の高いことが示された.中でもペクチナーゼ活性を主としセルラーゼ,ヘミセルラーゼ活性を有する酵素剤PCH(起源; A. niger)で処理したとき,酵素処理中のヘスペリジンに与える影響も少なく, 24時間後のヘスペリジン残存率は94.1%と良好であった.また,酵素剤PCHによる温州ミカン搾汁粕の酵素処理は,初発pH 3.0~4.0,反応温度40℃,反応時間24時間が最適条件として示され,酵素処理粕中のヘスペリジン含量は処理前に比べて2.2倍に高められた.
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