The Relationship between Ultrasound Calaneal Bone Mass and Lifestyle, Physical Fitness and Body Composition in Junior High School Students

2007 
中学生の男女394名を対象とし, 超音波骨評価装置を用い, 踵骨の音響的骨評価値 (osteo sonoassessment index以下OSIとする) を測定し, 食習慣, 運動習慣, 体力の指標, 身長, 体重, BMI, 除脂肪量, 体脂肪率との関連を観察し横断的検討を行った。OSIは男女とも学年が進むにつれ有意に高値を示したが, 同学年の男女間に差はなかった。女子では初経発来者は未発来者に比べてOSIが有意に高値を示した。また男女ともOSIと身長, 体重, BMI, 除脂肪量と有意な正の相関関係が認められた。カルシウムを多く含む食品の摂取頻度とOSIには関連性がみられなかった。体力の指標の中でOSIと有意な正の相関関係が認められた項目は, 筋力の指標と持久力の指標であった。運動習慣のある対象者は運動習慣のない対象者に比べてOSIは有意に高かった。中学生では, 身長, 体重だけでなく, OSIも増大し, 体格の指標がOSIに影響を及ぼしていた。運動習慣のある人, 体力の指標の得点が高い人のOSIが高いことが示されたが, 食習慣とOSIとの間には有意な関連が認められなかった。
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