Application of the tetraaza macrocyclic Schiff base ligands bearing a chromophore to FIA of copper(II) ion.

1991 
発色団を有する新規な大環状テトラアザシッフ塩基配位子L1並びにL2を合成し,銅(II)イオンとの錯形成条件を検討した.L1はL2に比較して,銅(II)イオンに対して高い選択性を示し,生成する錯体の安定性に優れ,高いモル吸光係数(loge=4.22)を有しているので,銅(II)イオンの定量試薬として流れ分析系に応用した.通常の並列流路方式とマージングゾーン法両方で検討した結果,前法では十分に錯形成が行われていないようで定量濃度域も低いが,後法では,最適条件下で得られた検量線の傾きが,バッチ法とほぼ同じであったことから,錯形成も十分であると考えられた。マージングゾーン法を用いることによりバッチ法とほぼ同等の精度で銅(II)イオンの定量が可能であり,又,バッチ法で大きく妨害したニッケル(II)イオンの影響が軽減された.
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