[Actin cytoskeletal abnormality in Alzheimer's disease].

2007 
アルツハイマー病における現在の研究の進歩をまとめ,病態機序のうち最も直接的な原因物質がAβオリゴマーであることを指摘した.アルツハイマー病では発病早期からシナプス後膜のドレブリン(drebrin)が低下しており,この低下が記憶障害に相関していることが示されている.シナプス後膜におけるドレブリンの選択的低下はAβオリゴマーによることが最近明らかにされた.現在,ドレブリンはアルツハイマー病における主要な病理過程の重要な分子として登場しつつあり,今後の研究の進展が望まれている.
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