術前・術中・術後訪問
2008
術前・術中・術後訪問での研究では,術前訪問についての研究数が多く,ついで術中,術後訪問が挙げられます.術前訪問の研究は患者を対象にした術前の不安軽減を扱っているものが多く,内容は短時間の訪問のなかでの効果的な軽減方法をテーマにしたパンフレットの活用や,ビデオなどを使用しての視覚的効果の有効性を問う報告があります. 2004 年以降の研究では,看護援助に対する評価,患者参加型,患者の思いに焦点を当てた研究も出てきており,より患者に沿った研究の視点に変わってきているように感じます. 術中訪問についてはまだ研究数は少ないですが,術中の家族のニーズに焦点を当てたものや,ニーズに応じたサービスの質を問う研究が挙げられます. 術後訪問は手術看護の評価をするうえで重要なのですが,物理的な忙しさもあり,研究数は少ないのが現状です.今後,手術看護の向上を考えていくうえで患者の評価を明らかにし,質の向上をめざすための研究が増えていけばと期待しています.
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