Improvement of the standard electrophoresis procedure for serum protein fractions. effect of constant current and constant voltage on cellulose acetate membrane electrophoresis using Separax SP.

1995 
電気泳動現象の少ないセルロースアセテート膜電気泳動において定電流そして定電圧で行った場合の蒸散流についてビタミンB12の移動距離より求めた結果, 膜中央が蒸散流が一番小さく, 膜中央より離れるほど大きくなった. 蒸散流は定電流または定電圧の条件によって異なるのではなく, 総電力量に依存した. 用いたセパラックスSPは電気浸透が全くないとされているが, 交流通電によりやや電気浸透現象があることがわかった. 総電力量が同じでも定電流, 定電圧で行った場合の血清タンパクの泳動パターンがやや異なる. その原因は泳動中の電力変化によることがわかった. 定電圧泳動のほうが分離が良いのは泳動初期に小さな電力がかかり, 泳動終了時に大きな電力がかかるためと推測した.
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