Clinical Study on Emergency Operative Cases with Colorectal Carcinoma
1992
最近10年間で教室で経験した大腸癌緊急手術例54例につき,臨床病理学的事項,術式,術後合併症,予後について検討を行った.緊急手術54例は同時期の大腸癌手術例896例の6.0%で,男31例,女23例で,平均年齢は63.3歳であった.その内訳はイレウス42例,穿孔9例,炎症2例,出血1例であった,癌占居部位において,予定手術例(842例)よりRの占める割合が少なかった(p<0.01).緊急手術切除例の組織学的進行度は予定手術例と有意差はなかった.一期的切除吻合はイレウスの右側結腸癌で多く施行されたが,それ以外の緊急例では二期的切除やHartmann手術が用いられた.直死例は6例みられたが,緊急手術例全体,切除例,治療切除例すべての生存率は予定手術例と有意差は認められなかった.
- Correction
- Source
- Cite
- Save
- Machine Reading By IdeaReader
1
References
0
Citations
NaN
KQI