A CASE REPORT OF INTUSSUSCEPTION AT BRAUN'S ANASTOMOSIS OCCURRING 15 YEARS AFTER GASTRECTOMY

2004 
胃切除後15年目に発症したBraun吻合部空腸重積症を経験したので報告する.症例は80歳,女性. 15年前に他院で胃切除術(詳細は不明)を受けている.夜間,突然の腹痛,嘔吐を主訴に紹介入院.腹部超音波検査にてtarget sign,腹部CT検査ではmultiple concentric ringを認めたため腸重積症と診断にて手術を施行した.開腹すると血性腹水を中等度認めた.前回の手術再建はBillroth II法(結腸前, Braun吻合付加)が行われていた. Braun吻合部から約20cmの輸出脚空腸が逆行性に重積し,先端部は輸入脚に到達していた.重積空腸を用手的に整復したが循環障害が高度で,一部,穿孔していたため空腸部分切除を付加した.術後は順調に経過し約3年間無再発で経過している.胃切除後の腸重積症は稀な疾患であるが,上部消化管閉塞症状の鑑別診断には本症も念頭におき早期診断を行うことが肝要であると考えられた.
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