Completion pneumonectomy for primary lung cancer

2000 
原発性肺癌の術後残存肺に発生した肺癌の再発や第2次癌, 肺化膿症に対し残存肺全摘 (completion pneumonectomy: CP) を行った11例を経験した.術後重篤な合併症や術死はなく, 全例とも軽快退院した.これらの術前後の心肺機能の比較よりCPの手術適応として, 術前の一側肺動脈閉塞試験で全肺血管抵抗が600dyne.sec.cm-5/m2以下で, 術後予測肺活量が35%以上, 術後予測1秒量450ml/m2以上あればCPは可能と考える.また, 手術を行う際に癒着が高度と思われる場合は胸骨正中切開で開胸し, 心嚢内で肺血管の処理を行えば血管の損傷を抑えられる.気管支断端は胸膜などの被覆が望ましい.CP例の5年生存率は37.5%で, 2次性肺癌や肺化膿症に長期生存例を認めた.
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