血管炎症候群の最新トピックス:血管炎の分類,病因・病態,治療
2015
・ 2012 年Chapel Hill Consensus Conference で血管炎の分類と疾患名称が大幅改訂され,2013 年1 月にCHCC2012 として公表された.・ 大型血管炎の高安動脈炎(TAK)と巨細胞性動脈炎(GCA),ANCA 関連血管炎(AAV)の顕微鏡的多発血管炎(MPA)と多発血管炎性肉芽腫症(GPA)は,病因・病態の理解が進み,診断・治療が進歩している.・ TAK とGCA では罹患血管パターンが類似しており,同一疾患の若年発症と高齢発症のスペクトラムをみている可能性が欧米から指摘されている.一方,欧米ではPR3‒ANCA 陽性GPA が多く,本邦ではMPO‒ANCA 陽性MPA が多い.・ B 細胞標的薬rituximab がAAV 治療に保険適用となったが,他の血管炎にも生物学的製剤の臨床導入が進行している.
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