3-1 いざというときに慌てないために 転倒・転落発見時の対応
2009
高齢者は身体・生理・感覚機能や理解力・記憶力の低下があり,泌尿器科患者の多くは排泄障害を伴います.排泄行為を他人に委ねることは自尊心を損ないやすく,排泄行動に伴う転倒・転落が発生することがあります.転倒・転落予防には高齢者の特性や泌尿器科症状を理解した看護師のアセスメント能力と受傷後の継続した評価が重要です.また,高齢者の家庭内事故の70%は転倒・転落であると報告されており,患者・家族の転倒・転落事故の現状理解と医療参画が重要です.本稿では経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)後の患者の排泄行為に伴った転倒・転落の事例をもとに転倒・転落後の対処方法や予防策を含めて考えていきたいと思います.
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