Determination of tin by AAS using a lanthanum-treated graphite tube; Removal of interference from amino acids containing sulfur.

1995 
生体試料中のスズの黒鉛炉原子吸光分析の際,含硫アミノ酸が著しい干渉作用を発現することを見いだし,その干渉を抑制する方法について検討を行った.100mlのケルダールフラスコに生体試料1gをひょう取し,硝酸20mlを加え,マントルヒーターで液量が2~3mlになるまで加熱し,有機物を分解する.これを室温まで冷却し, 100ml メスフラスコに移し,硝酸2mlとマトリックス修飾剤としてニクロム酸カリウム溶液(2w/v%)5mlとリン酸一水素アンモニウム 3g を添加した後,標線まで水を加え,ランタン被覆パイロ化黒鉛炉を用いて原子吸光分析を行う.本法によるスズの検出限界は 0.05μg/g,定量限界は0.17μg/g であった.本法は,含硫アミノ酸等の共存物質の影響を排除でき,魚介類中のスズの定量に応用できることが分かった.
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