機械的腰痛患者に対する骨盤・胸郭固定による等尺性運動が疼痛およびQOLに与える影響 : ATM【○!R】2を利用した運動療法

2011 
〔目的〕骨盤および胸郭を圧迫固定できる腰痛治療器ATM?2を用いた等尺性運動が,腰痛患者の疼痛とQOL(quality of life)におよぼす影響について検証することを目的とした.〔対象〕機械的腰痛患者14名とした.〔方法〕ATM®2による運動療法は,3秒間の等尺性収縮を10回,週2回で4週間実施し,その後,4週間の経過観察期間を設けた.介入期間の前後および経過観察後に,疼痛の評価(visual analogue scale: VAS)およびQOLの評価(腰痛特異的QOL尺度Roland-Morris disability Questionnaire: RDQ)を行った.〔結果〕VASは,55.4±13.7 mmから介入終了時は6.6±7.8 mm,経過観察後は6.5±7.6 mmとなり有意に減少した.RDQは,7.4±4.9点から介入終了時は1.4±1.3点,経過観察後は2.2±4.1点となり有意に減少した.〔結語〕機械的腰痛患者に対するATM®2を用いた運動療法は,優れた短期効果を発揮する可能性がある.
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