Management of vascular access surgical wound

2008 
透析患者においては免疫機能の低下,創傷部の血流の低下など創管理には慎重であるべきであり,今後,糖尿病患者の増加,高齢化などにより,さらに慎重な管理を要すると思われる.近年,創傷管理においては湿潤環境を保った創傷ドレッシングが推奨されるようになってきている.今回,191例の内シャント作製手術で,創閉鎖はポリディオキサノン4-0で連続皮内縫合を行い,薄型ハイドロコロイドドレッシングの使用を試みた.中等度以上の出血,滲出液を認めても,良好に吸収され,被覆が必要と考えられる48時間以内にはがれを生じたのは,3例のみであった.創部感染,皮膚の異常を認めた症例はなく,98.4%の症例で有用と考えられた.また,創の閉鎖方法の工夫により,抜糸の手間や抜糸時の疼痛を軽減することが可能であった.以上から,安全性,有用性,医療の省力化などの面からも優れた方法であると考えられた.
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