A CASE OF ANGIOSARCOMA OF THE BREAST METASTASIZED TO THE CONTRALATERAL BREAST 3 YEARS AFTER SURGERY

2004 
右乳腺血管肉腫に対して手術を行った後,約3年を経て対側乳房内再発を認めた1例を経験したので報告する.症例は40歳女性,全経過を通じて放射線の被曝歴はない.約3年前に右乳腺血管肉腫に対して単純乳房切除施行後,外来にて経過観察されていたが,平成15年4月左乳房C領域に径3 cmの腫瘤を自覚し来院した. 7月17日腫瘤摘出術を行うも病理診断にて断端陽性であったため, 8月5日左単純乳房切除を施行した.病理組織学的には,浸潤性に増殖する血管肉腫であり, intermediate gradeと診断された.術前後の各種画像診断では他臓器転移は認めなかった.乳房血管肉腫は,良性の血管腫との鑑別診断および悪性度の判定が困難であり,手術以外の治療手段がほとんど無効であることから予後不良の疾患とされている.今後,乳房温存療法の普及に伴う放射線照治療の増加により,本疾患の増加が予想される.
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