DRINKING WATER ISSUES IN KATHMANDU, NEPAL

2002 
自立的な財政の確立と公平な水の分配には、適切な価格設定が重要であり、それはひとえに受益者である市民の情報を正しく把握しているかどうかにかかっている。本研究では、ネパール国・カトマンズ市の低所得者層を事例に、彼らの支払い能力や支払い意志額 (WTP) など水の価格付けに必要な情報を収集すると共に、今後の政策課題について検討した。その結果、水道利用世帯と非利用世帯には経済的負担と病気の負担に著しい格差があること、低所得者層であっても支払い意志があり、受益者負担の原則に従ってコスト負担を求めることは可能であること、需要抑制的な視点に立った料金設定が必要であることなど、いくつかの知見を得た。
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