Effect of Heat Transfer on the Crystal Transformation

1965 
固相反応の中で工学的に見て比較的簡潔であると考えられる転移反応については,転移温度域における物理的ないし化学的性質に基づき,種々の方法で測定,研究がなされているが,工学的に解析された報告は見受けられない。また結晶の転移はその反応機作から考え, 他の反応のごとく拡散速度を考慮することなく, 主として熱移動の立場からのみ論ずることが可能と考えられる。よって結晶単一球について転移完結時間(転移速度),球内温度分布に関し測定,研究を行ない,熱移動の立場に基づいた伝熱モデルの適合性を検討する。試料はNH4Cl,石英砂,石英単結晶,BaCO3を用い,NH4Cl,石英砂,BaCO3は油圧プレスで100~400atmで加圧成型し,球とする。伝熱律速に基づく理論式により,かかる結晶単一球の転移完結時間,転移速度,粒内温度分布を工学上誤差範囲内で求めることができる。
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