TWO CASES OF MALIGNANT LYMPHOMA OF THE JEJUNUM DEMANDED INTESTINAL RESECTION FOR CICATRICAL NARROWING AFTER CHEMOTHERAPY

2004 
消化管原発悪性腫瘍の中でも小腸原発の悪性リンパ腫は比較的稀である.今回化学療法後に生じた瘢痕性狭窄に対し腸管切除を行った空腸原発悪性リンパ腫の2例を経験したので報告する.症例1は74歳,男性.食欲不振,腹部腫瘤精査目的に当院受診.精査にて空腸原発悪性リンパ腫の診断.平成13年5月から化学療法施行.化学療法後に空腸狭窄をきたし平成13年10月空腸切除術を施行.術後第17日で退院したがリンパ腫の再燃などで術後約4カ月後に死亡.症例2は74歳,男性.上腹部痛,腹部腫瘤精査目的に近医受診.精査にて空腸原発悪性リンパ腫の診断.当院に紹介され平成13年12月から化学療法施行.化学療法後に空腸狭窄をきたし平成14年2月空腸切除術を施行.術後約1年4カ月後現在明らかな再燃を認めていない.小腸原発悪性リンパ腫では化学療法後に狭窄をきたし手術適応になる症例があるため,治療の際に念頭に置くべき重要な合併症のひとつと考えられた.
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