Study on Ignition Characteristics of Solid Fuels.

1994 
本研究は固体燃料の着火とそれに及ぼす種々のパラメータの影響を実験的に調べ, 固体燃料の着火機構を示した.着火温度測定には, 試料層中を供給ガスが通過する通気式熱天秤を使用し, 任意の酸素濃度のガスを供給することで, 放出揮発分と供給酸素の当量比をパラメータとして着火条件を議論することを可能とした.また, 当量比の影響を調べるため, 広範囲な揮発分含有率を有する試料が必要となり, 固定炭素, 揮発分および灰分をそれぞれ活性炭, サリチル酸およびベントナイトで模擬し, これらを任意の割合で混合した模擬燃料, 乾溜度合いを変えて揮発分量を調製した石炭試料および実際の生の石炭を用いた.その結果, 固体燃料の着火には揮発分と酸素が適正な割合で混合された混合気の形成と, この着火源としてのホットスポットの形成が重要な役割を果すこと, また, 着火条件は燃料層内の酸素濃度および酸素過剰率によって整理できることが分った.
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