AN APPLICATION OF RISK ASSESSMENT METHOD OF WATER INRUSH IN FRACTURED ROCK MASSES TO ACTUAL UNDERGROUND CONSTRUCTION PROJECT

2008 
本研究においては,設計段階ですべてを予見することはできない岩盤の不連続性に起因する地質リスク要因として突発湧水に着目し,それに伴う対策工コスト変動リスク評価を実施する.対象事例としては,結晶質岩が広く分布する岐阜県瑞浪市において日本原子力研究開発機構が建設を進めている瑞浪超深地層研究所の立坑を取り上げる.この事例では,これまでに段階的に地質調査が実施され,その段階ごとに不連続性岩盤に関する情報がデータセットとして蓄積されている.このため,この不連続性岩盤に関するデータセットを用いた解析結果から,突発湧水リスクが発生する可能性についてだけでなく,さらには地質調査に関する情報量の増加が地質リスクに起因する対策工コスト変動リスクに及ぼす効果について,事後評価の観点から検討を加える.
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