Two cases of biliary tract stenosis caused by tuberculous adenitis.

1988 
第1例は28歳男性,肺結核の既往あり.主訴は,右季肋部痛,発熱および黄疸であった.超音波およびCT検査にて,膵頭部腫大による閉塞性黄疸と診断し,PTCDにて減黄後開腹した.膿汁を含み腫大した下部胆管リンパ節により,総胆管は圧排されていた.第2例は20歳女性.主訴は,右上腹部痛であった.超音波にて膵頭部腫大を指摘され,開腹にて下部胆管に膿汁を伴つたリンパ節腫大を認めた.両者ともツベルクリン反応強陽性であった.胆道リンパ節結核は稀な疾患で,本邦での報告は自験例2例を含め,7例に過ぎず,術前診断は困難とされている.自験例では2例ともに,胆道造影では総胆管狭窄部は平滑で,CT検査では造影剤にて周辺はリング状に,内部は結節状にenhanceされた.このような画像診断所見は本症の診断に重要と考えられた.
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