Effects of Dietary Casein Content, L-Tryptophan Supplementation, Melatonin Injection and Continuous Darkness on the Diurnal Food Intake Rhythm of Male Rat

1977 
ラットの摂食リズムに及ぼす飼料カゼインレベル, トリプトファン添加, メラトニン注射および連続暗黒飼育の影響について実験し, 以下のごとき結果を得た。1) 1日12時間点灯 (午前7時~午後7時), 12時間消灯の正常明暗条件下で飼育したラットは, 1日の総摂食量の80~90%を夜間, 消灯時間帯に摂食した。しかし, 点灯時間中の4時間に18%近くを摂食した個体もあった。2) 消灯時間帯中の摂食量パーセントの合計は, 飼料カゼイン含量が9あるいは27%の場合, 正常明暗群, 連続暗黒群ともに, 飼料力ぜイン含量による差を認めなかった。しかし摂食量のピークは27%カぜイン食群に早く到来した。3) 連続暗黒飼育20日後も明確な摂食リズムが存続した。しかし, 消灯時間帯に相当する午後7時~午前7時までの摂食量パーセントの合計は正常明暗群より低下しており, 摂食リズムの移動あるいは平坦化が示された。この傾向は, 成熟ラット (6カ月齢) に比較して幼若ラット (6週齢) にとくに強く表われた。4) メラトニン (500μg/日小ラット皮下投与) あるいは, 9および27%カぜイン食飼料に添加した0.2%のトリプトファンは, ラットの摂食リズムに影響を与えなかった。
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