Changes of several immunological parameters in before and after gastrectomy and immunotherapy in patients with gastric cancer.

1987 
胃癌切除症例55例に対し, リンパ球サブセットを含む各種免疫パラメーターを測定し, 進行度別, 術前・中・後の推移, PSK投与の有無により比較検討した. 進行度別ではPPD, SuPS, IAP, リンパ球数は進行度を反映したが, リンパ球サブセットには一定の傾向が認められなかった. 術前・中・後の推移では, 術中にOKT4, 4/8比の低下が認められ, 手術侵襲により, ごく早期からリンパ球サブセットの変動が認められた. PSK投与群では, 非投与群に比べ術後3ヵ月ころよりOKT4, 4/8比が上昇し, 術後の免疫能の改善にPSKが促進的に作用しているものと思われた. また, T細胞サブセットの解析は免疫療法の効果判定の1つの指標として有用であると思われた.
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