Persistent Sciatic Artery Revealed by Cellulitis and Skin Necrosis of the Lower Leg

2004 
症例は59歳,男性.約1年前より左下肢の間欠性跛行を自覚していた.左膝下打撲後に左下腿の蜂窩織炎をきたし,近医で加療されていたが改善傾向なく,打撲部の皮膚壊死も出現したため当科紹介された.左大腿動脈以下の拍動を触知せず,術前血管造影で左側に不完全型の遺残坐骨動脈を認めた.壊死部を切除し,局所の炎症所見の消退を待って,6mmリング付きePTFEグラフトを用いた左総腸骨-膝上膝窩動脈バイパス術を施行した.術後皮膚欠損部に分層植皮を行い良好に治癒,間欠性跛行も消失した.遺残坐骨動脈は希であり,若干の文献的考察を加えて報告する.
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