403 Patients with Lung Cancer Admitted to the 7 Local Community Hospitals in Tokyo.

1997 
1991年から93年に東京の7ヵ所の地域病院に入院した原発性肺癌403例を検討した.平均年齢は70歳, 臨床病期は1期28%, II期3%に対しIIIA期16%, IIIB期22%, IV期28%, 不明3%と進行癌が多かった.治療では対症療法のみ施行例が43%と多かったが切除例は34%を占めた.発見動機は不明2%を除き自覚症状発見56%, 検診発見15%, 他疾患診療中発見27%の3群に分類され, 各群につきI期+II期の割合は13%, 57%, 56%で症状発見群のみ有意に低かった.各群の切除率は20%, 68%, 43%で各群間に有意差を認め, 症状発見群が最も低かった.慢性疾患にて地域病院を定期的に受診する患者は症状発見群の患者の40%を占めた.地域病院にて呼吸器担当医を中心とした診断システムを形成し, 種々の疾患にて受診する患者に発生する肺癌を症状発現以前に発見することにより治療成績向上を期待できる.
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