Local Delivery System of Bone Morphogenetic Protein using Atelocollagen.

1992 
骨形成能を有する骨形成因子 (BMP) を注射型のデリバリーシステムとして応用した場合, その骨形成能を発揮できるかどうかをマウス, ラットを用いて検討した。本実験ではバイオマテリアルとして応用されているアテロコラーゲンゲルを用いてBMP-アテロコラーゲン複合体を作製し, 注入法によるその骨形成能を検索した。BMPは牛皮質骨より抽出した。BMP-アテロコラーゲン複合体, 並びにコントロールとしてBMP-生理食塩水をマウス大腿部に注入し, BMP-アテロコラーゲン複合体をラット頭頂骨上に注入し, 7, 21日後に屠殺した。軟X線写真にてBMP-アテロコラーゲン複合体注入群に骨の新生が観察され, 組織所見では軟骨, 骨の新生が認められたが, BMP-生理食塩水注入群では観察されなかった。以上よりアテロコラーゲンゲルはBMPのキャリアーとして非常に有効であり, このデリバリーシステムは歯周治療に応用できる可能性が示唆された。
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