Estimation of Respiratory Personal Exposure of Volatile Halogenated Compounds by the Passive Gas Tube Method

1993 
労働環境測定用として市販されているパッシブガスチューブを, 低沸点有機塩素化合物 (以下, VOCsと略す) の個人暴露調査に適用した。市販のパッシブガスチューブのVOCsのコンタミは比較的低レベルであり, この種の調査への使用が可能であることがわかった。また, パッシブガスチューブ法はカーボシープを捕集管とするアクティブサンプリング法と良好な相関が認められた。仙台市内の14家庭を対象にVOCsの室内調査と個人暴露調査を行った。VOCs5物質の個人暴露濃度はクロロホルムが0.234ppb, 1, 1, 1-トリクロロエタンが0.404ppb, 四塩化炭素: 0.080ppb, トリクロロエチレン: 0.054ppb, テトラクロロエチレン: 0.070ppbだった。個人暴露濃度からVOCsの経気道発癌リスクを求めてみると, クロロホルムが42×10-6, 四塩化炭素が12×10-6, テトラクロロエチレンが5.2×10-6, トリクロロエチレンが0.3×10-6と計算された。
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