Analysis of Consolidation Method of CO2 Clathrate for CO2 Disposal in Deep Ocean.

1997 
大気中の二酸化炭素濃度の上昇に伴う地球温暖化対策を目的としてCO2をクラスレート形態で海洋に貯留するシステムが提案されている.海洋中をより速く沈降するクラスレートを生成し, 海域に与える環境影響を抑制するプロセスとして, クラスレート生成部と圧密部で構成されるものを発案し, 上述のシステムへの適用を実験的に検討した。反応槽で生成されたクラスレート粉体は圧密槽内で圧縮されることで, 成形されることが確かめられた.また, この成形体が人工海水中を安定して沈降することが確認でき, 海洋貯留法には生成一圧密プロセスが有効な方法の一つであることが明らかとなった.さらに, CO2クラスレートの圧密過程の解析から, 圧密は, 低圧での圧縮によるクラスレート凝集粒子群間の空隙が減少する過程と高圧での凝集粒子が崩壊する過程の2段階で進行することが明らかとされた。その2段の境界となる圧力は約2.3MPaであった.また, そのクラスレート成形体の溶解速度はCO2が溶解していない人工海水中で測定され, その速度は最大で約1.9m/sであった.
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