Comparison between TRACP-5b and Serum NTX after Treatment with Risedronate in Osteoporosis

2011 
骨粗鬆症の治療においては,患者が治療の必要性を認識し,治療の効果を理解することが治療継続には必須である.そのため治療効果を判定する骨代謝マーカーの役割は重要である.新しいマーカーとして酒石酸抵抗性酸ホスファターゼ5b(TRACP-5b)が登場した.破骨細胞(骨吸収)に特異的,日内変動が小さく,腎機能に影響されない,食事の影響がなく患者,医師への制約が少なく,有用と考えられている.従来のマーカーである血清NTXとTRACP-5bを用いて,原発性骨粗鬆症患者に対しビスフォスフォネート製剤(BP製剤)での治療前,治療約3ヵ月後の値の変化を測定した.NTX群で最小有意変化を超えない例が多かったが,TRACP-5b群は高率に超え,治療効果判定に優れている可能性がある.TRACP-5b群では治療前後でカットオフ値以下の割合が多かった.理由としてカットオフ値設定の問題,酵素であるため測定までに活性が低下した可能性が考えられる.
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