PATIENTS WITH PERIPHERAL VERTIGO ASSUMED TO BE DUE TO CIRCULATORY

1998 
診断不能であった頭位性のめまい症例に診断的治療を試みた.その結果, 両側ほぼ同等の低音部の低下は, 脳循環改善を目的とする治療に奏効するめまい症例の臨床的特徴であった.オージオグラム上認められる両側ほぼ同等の低音部の低下は, 椎骨脳底動脈系の循環障害を示唆する重要な所見であり, 又, 脳循環改善を目的とする治療に反応しやすいことから, 循環障害によるめまい症例の診断のみならず, その治療効果をみる場合の指標にもなり得ると考えられた.椎骨脳底動脈系に単独では症状を呈する程には至っていない循環障害が潜在し, それに頭位の変化による脳灌流圧の低下が加わることにより, 一過性のめまいが引き起される可能性が想定された.
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