Delayed Post-Barium Enema Sigmoid Colon Perforation Due to Squamous Cell Carcinoma Invasion from an Unknown Primary Source

2011 
症例は82歳の女性で,食欲不振と体重減少を主訴に近医にてCTを受けS状結腸癌を疑われた.精査目的で注腸検査を受け,検査後に腹痛が出現し翌日の画像検査でS状結腸穿孔によるバリウム腹膜炎の診断で当院紹介となった.緊急開腹術の所見で後腹膜腫瘍のS状結腸への浸潤と穿破によるバリウム腹膜炎,腫瘍による左尿管・左総腸骨動静脈の途絶,後腹膜腔に膿瘍形成を認めた.ハルトマン手術と左腎瘻造設を施行した.病理検査で後腹膜腫瘍は高分化扁平上皮癌であり原発巣を検索した.原発部位としては腎盂尿管が最も強く疑われたが確定診断には至らなかった.
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