Hydrodenitrogenation of Coal Tar Pitch (Part 6)

1988 
コールタールピッチのHDN用に選定した最適触媒と反応条件によって, HDN率60%を目標とした長期運転を行い, 触媒の耐久性ならびに生成油性状の経時変化を調べた。その結果, 活性低下を昇温で補うことにより, 6,000時間の長期安定運転を達成し, 本法の工業的実施の可能性を確認した。昇温に伴い生成油性状は低沸点成分の割合, TI, CCR分がわずかに増加し, また粘度, 軟化点が徐々に低下する傾向にあった。触媒の活性低下は主に炭素質およびNa分のたい積に伴う活性点の減少に依拠しており, 任意の運転時間における活性度は, 触媒上へのNaたい積量を因子とした相関式で表現できることがわかった。この相関から触媒寿命の推定式を導いた。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []