A CASE OF MALIGNANT GRANULAR CELL TUMOR ARISEN IN THE CHEST WALL

2005 
症例は68歳,女性で増大する左前胸部のしこりを主訴に来院. CT検査, MRI検査などでは第1肋間から胸腔内へ進展する大胸筋下の腫瘍で,針生検にて悪性顆粒細胞腫が疑われ切除手術を行った.免疫染色,電子顕微鏡検査を含む病理組織検査で悪性顆粒細胞腫と診断した.術後8カ月後の再診時にはすでに局所,左胸腔内に再発を認め,術後12カ月で死亡した.悪性例の予後は不良で,その原因は局所再発が多いことに加えリンパ節転移や肺転移もみられるためである.本症例では局所再発と胸膜転移,肺転移が認められた.稀な腫瘍であり化学療法や放射線療法は効果がないといわれ,治療の難しい疾患である.
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