Voice Therapy for Functional Dysphonia
2007
機能性発声障害は, 発声器官の濫用・誤用に起因する音声障害とされている.そのため治療方法は発声様式の再調整を行う音声治療が第一選択となる.患者の音声障害が, 声門の過閉鎖・声門上の過収縮を伴う型 (過緊張型) か, 声門閉鎖が不十分な型 (低緊張型) か, 声の高さの調節が障害された型 (ピッチ型) のいずれに該当するかによって選択すべき音声治療手技が大別される.そのなかから有効な音声治療手技を選択するためには, 耳鼻咽喉科医師とともに言語聴覚士も内視鏡下に発声時の喉頭動態を観察し, 試験的音声治療を実施することが有用である.本稿では診療と治療のポイント, および当院での治療成績について述べる.
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