TACE と肝切除術により長期生存を得ている両葉多発肝細胞癌の1 例

2012 
症例は73 歳,男性。腹部CT 検査にてS2,S3,S4,S8,S1 に両葉多発肝細胞癌(hepatocellular carcinoma: HCC)を認めた。明らかな脈管浸潤,遠隔転移はなし。肝動脈化学塞栓療法(TACE)を複数回施行することで肝右葉病変は制御でき,制御困難であった左葉に対しては肝左葉切除術を施行した。術後残肝再発を認めるも複数回TACE 施行にて制御可能であり,術後3 年8 か月経過した現在も,全身状態は良好で経過観察中である。
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