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Three Cases of Bone Paget's Disease

2010 
骨Paget病は,本邦では比較的まれな疾患といわれている.今回我々は3例の骨Paget病患者を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.3例の発症部位は,それぞれ右股関節,腰部,膝関節と異なるが,いずれも血清ALP高値であり,単純X線,骨シンチ,生検などの検査により骨Paget病と診断した.診断後,ビスフォスフォネート製剤の投与を開始し,現在は症状の改善を認め,検査値も正常化してきている.骨Paget病の予後は比較的良好といわれている.しかし,まれではあるが,経過中に病的骨折や悪性化,二次性の変形性関節症をきたす可能性もあるため,早期診断・早期治療と,長期間の経過観察が必要である.
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