RESEARCH ON THE ULTIMATE LOAD OF T-BEAM SUBJECTED TO NEGATIVE BENDING BASED ON THE TENSION PLATE THEORY

1997 
負の曲げを受ける鉄筋コンクリートT形梁の終局耐力は, フランジとウェブの変形量の違いによってフランジ/ウェブ接合面に生じる接合せん断力の影響により, 梁理論により求まる終局耐力より大きくなると考えられる. すなわち, 引張りフランジの曲げ引張力は, 主鉄筋による曲げ引張力の他に, 接合せん断力により生じる内力を考慮する必要がある. そこで, 接合せん断力の影響をひびわれ間に働くコンクリート圧縮力と横方向鉄筋力に置き換え, 主鉄筋による曲げ引張力とともに, シャイベ理論により軸方向引張力を求め, さらにウェブの曲げ圧縮力との釣合いより終局耐力を求めた. またこの終局耐力と, 有限要素法による数値解析結果及び16個のT形梁の実験結果との比較検討を行った.
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