Blood Protein and Non-Protein Variation in Native Sheep Populations in Yunnan Province of China
1995
電気泳動法および測光法によって判定される血液タンパク•非タンパク多型に基づき,Nepal在来羊種(Bhyanglung, Baruwal, Kagi, Lampuchhre)の8地方集団およびBangladesh在来羊の3地方集団との類縁関係を究明するため,雲南省中央部の祿豊および路南地域における在来緬羊集団を調査した.これらの雲南の地方集団において検索された20遺伝子座位のうち7座位,すなわち,Tf, Alp, Lap,Hb-β, X-p, CatおよびLy座位で遺伝子頻度に明らかな違いがみられた.しかしそれらの集団の平均ヘテロ接合体率(H)では差がなかった.この雲南集団はNepal-やBangladeshの全集団とTf, AlpおよびME座位において遺伝子頻度が著しく異なった.また,それらは,X-p座位でBhyanglung & Baruwalの全集団と,Ke座位ではKagi, BangladeshおよびLampuchhreの大部分の集団と類似していた.雲南の両集団のH値は池の地方集団(7-18%)に比べて高く(18-19%), Bangladeshの特にJessore-KhulnaやMymensingh集団(18-20%)の値に近かった.全検索座位および多型座位の遺伝子頻度から算出されたNEIの遺伝的距離および主成分分析では,この雲南集団はチベット系のBhyanglungやBaruwal集団ではなく,インド系のKagi, BangladeshおよびLampuchhre集団と密接な関係にあった.
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